今回お話を伺ったのは、経済学部5年生の(取材時)の小村来世さん(こむら りせ)さん。

大学在学中に、4度の海外留学を経験。その他にもYouTube活動を始められ、学生団体の立ち上げなどにも携わられました。底抜けに明るくオープン、かつ「筋トレは歯磨きと一緒」と言い切り毎日筋トレするほどストイックな小村さん。

「人との出会いを大切にした」と語る小村さんの“これまで“と”これから”に迫りました。

目次

1.少年時代

2.順風満帆ではなかった大学生活

3.念願だった海外留学で見つけたこと

4.卒業後の進路について

5.一橋生に伝えたいこと


1.少年時代

愛知県の西尾市で三人兄弟の末っ子として生まれた小村さん。

幼少期はクラスの代表や部活のキャプテンなど、他の人が手を挙げないことでも機会があればどんどん挑戦していった子供時代であったそうです。

やると決めたことにはストイックに取り組む少年だったという小村さん。中学生までやられていたサッカーではリフティングが1000回以上できるようになるまで一人で粘り強く取り組まれたそうです。

高校生の頃のご自身については

     「日本国内ですら、ほとんど旅行に行ったことなかったんです。自分の周りの狭い世界のことだけじゃなく、外の世界のことを知りたいと思っていました。そこが大学に入ってからいろんな年齢や国籍とかバックグラウンドの違う人と繋がろうとしていたのに繋がってると思います。」と語ります。

高校三年生の夏休みは応援団長としての活動に全力を捧げられたそうです。小村さんの高校には応援団長になると現役時に第一志望の大学に合格できないというジンクスがありましたが「誰もなしえていないことに挑戦したい」と学業と行事を両立。一橋大学経済学部に現役合格されました。

2.順風満帆でなかった大学生活

大学入学後は、念願であった海外留学に挑戦。短期、長期を合わせて4つの大学での留学を経験されました。

海外留学に積極的に参加していた小村さん。「いわゆる王道コースにいた」とご自身で振り返りますが、全てが順調に進んでいたわけではありません。大学2年時に参加していたインターン先では職場環境と合わずに、「よくないストレスを抱え、家族にも心配された」

また、長期の留学を控えていた3年生の夏に世界的なコロナウイルスの感染流行により、交換留学が停止されてしまいます。途方に暮れる中でも、澁澤塾の立ち上げなどコロナ禍における一橋生同志の交流の機会を担保しようと奔走されていたそうです。

――海外留学中からYouTubeやTikTokで英語での発信をされていましたが、その活動の動機となったのはどのような思いだったのでしょうか?

ヨーロッパに滞在しているうちにこっちで生活したいなって気持ちが強くなってきたんです。こっちでフリーランスとして生活していくならインフルエンサー的なものになるのもありかなと思いました。」

TikTokでは一つの動画の再生回数が最高で55万回を超えたそうです。

3.念願だった海外留学で見つけたこと

ロンドン大学キングスカレッジに留学の際に、ヨーロッパ各国を旅されたそうです。

各国の宿泊施設での体験や、海外での日本の文化への関心が高いことを身を持って感じた経験から「日本的な文化をハード面でもソフト面でも備え、気軽に宿泊することができる“旅館”をヨーロッパに作る」という明確なビジョンを持つことができたそうです。

「お金がある人は日本にも来ることができるけど、そうではない人もたくさんいるから。

日本のことが好きだけど日本に来ることができない人が沢山いることに気づいたんです。

 だから、気軽に来られて、日本文化を体験できるようにしたい。日本人で海外に滞在している人にも宿泊してもらって、現地の人と日本人で交流ができたらいいなと思いました。」

日本人の目がなかなか海外に向かない現状についても語ってくださいました。

「海外の日本食のレストランとかも現地の人がやっていたり、他のアジアの人がやっていたりすることがある。もっと日本のいいものを日本人の手で発信していかないといけないと感じた。よく言われるように、日本の居心地がいいから内向き思考になりがちだと思います。」

特に、コロナ禍における入国規制に対しての日本人の反応が小村さんは気になったといいます。

  「コロナ禍で入国規制の厳しさを明らかに感じたんですよね。規制が強くなると支持率が上がったりして、外国人怖いみたいな感情やそこの垣根をちょっとでも減らしていきたいと思っています。

「一橋の学内においても留学生は留学生同士で日本人は日本人同士でいる現状がある。

それはお互いを嫌っているというよりも、なんとなくそうなっているだけだと思います。

なので、積極的にそこの壁を崩していきたいと考えています。」

4.卒業後の進路について

――リゾート会社に就職されるという小村さん。卒業後の進路については

「みんなが笑顔でいるのが好き。その意味で魅力的だし、前例がないということがモチベーションを上げてくれる。」と語ります。

5.一橋生に伝えたいこと

「一橋で得られた人の繋がりを大事にして欲しい。 一橋が小さいってことはメリットだと考えている。海外留学した先々で現地の如水会の方が、「現役生が来たから」ということで集まって会ってくださったし、後輩だからという理由でとても可愛がってもらえたんだよね、本当に愛校心が強いなと感じました。」

「あとは、大学時代に僕がやってきた一橋生のためのYouTubeチャンネルの活動とか、コロナ禍で交流する機会が限られた一橋生のための澁澤塾の立ち上げの活動とかは全て一橋でできた人の縁によってできたことだから、人の繋がりを大事にしてほしいと思っています。」

――大学卒業後の進路について悩む一橋生も多いと思います。何か小村さんからのアドバイスはありますか?

自分自身、大学に入ってから途中までは王道とされるキャリアを歩もうとしていたけど、王道から外れることで肩の荷が降りるという気持ちもあります。ファーストキャリアは大事だけど、キャリアに対する考え方は変わりつつあるし。

これまでは徒競走みたいに競争することが多かったけど、メジャーどころに惑わされずにじっくり考えてみてもいいんじゃない? 20年後にみんなで再会した時にそれぞれの違ったストーリーを聞けたほうが面白いと思う。」


zoom越しでの取材となりましたが、外の世界に挑戦されていた小村さんの突破力と前向きなパワーが画面上からひしひしと伝わってきました。

同質的な環境やいつもと同じ毎日に留まるのではなく、常に新たなアクションを起こし、ポジティブに人を巻き込んでいく小村さんの生き様を知ることができました。

「今存在してないけど、やったら面白そうとか、挑戦する意味があると思えることなら

突破力を生かして頑張れる。」

そう力強く語る小村さんのこれからの活躍に注目です。

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