現役の一橋生に受験生時代の「勉強法」についてどこよりも詳しく、お話を聞いてみました。

受験を舐めていた現役時代

本日は、一橋名鑑のライターでもある商学部2年生の永瀬さんに、勉強スケジュール、勉強時間についてお伺いしたいと思います。

都立西高校出身の永瀬さん。現役時と浪人期について聞きしたいと思います。

北川:本日はよろしくお願いいたします!

早速ですが、現役時に通われていた塾とその活用方法について教えてください。

永瀬:東進ハイスクールに通っていました。東進ハイスクールは自宅でも映像授業を見ることができる             ので、校舎に毎日通うことはせずに、自宅での勉強が中心になっていましたね。

北川:夏休みに入る前の段階で、高校の中での自分の立ち位置はどの程度だったのでしょうか

永瀬:それでいうと、謙遜抜きで最下層だったと思いますね。
ただ、英語だけは少し得意でした。得意と言っても平均の少し下程度だったと思います。

北川:なるほど、それでは次に夏休みの1日の勉強時間やスケジュール、各教科で取り組んだことなどに    ついて教えてください。

永瀬:お恥ずかしい話ですが、完全に受験勉強を舐めていまして、1日の勉強時間も5-6時間ぐらいだったと思います。

東進の方から「とにかくセンター、共通テストの過去問をやれ」と言われていたので、基礎ができ  ていないにも関わらず、とにかく過去問ばかり解いていました。

過去問演習自体は、この時期ですでに、10年分ぐらいやっていたと思います。

具体的な、各教科に関しては、
英語に関しては、学校指定の参考書であるDUOをひたすらやっていて、それ以外は過去問演習でした。
国語、数学に関しては、過去問以外は何をしていたのかさえ覚えていませんね。
世界史は、高校で夏期講習会が開かれていたのでそちらに参加したことと、センター、共通テストの過去問を解いたこと以外は記憶にありませんね。
夏期講習会は夏休みの半分程度の日数開かれていて、そこに参加していたと思います。

私は、コロナ直撃世代なので、春頃に休校期間がありました。そこでの進度の遅れを取り戻すためのものだったと記憶しています。
理科基礎についても、過去問演習をメインで行なっていました。

北川:夏休みを過ごされて、その後どう変化したでしょうか。

永瀬:夏休みの勉強内容が今お話しした通りな感じなので、相対的な学力の向上は見られませんでしたね。

この時期にあった東進ハイスクールの共通テスト想定模試でも得点率は55%-60%だったと思います。
最初が低すぎたので、最終的に本番では、7割の得点でした。

夏休みを過ぎたあたりで、だんだん危機感が生まれてきました。
例えば、二次試験の世界史の過去問を解いていても、毎回知らない知識を問われるので「これはヤバい」と感じるようになりました。

そのあたりから勉強時間も伸びてきたという感じですね。
冬休みには、10時間程度勉強するようになりましたね。

北川:最終的に共通テストは7割ほどの得点だったということですが、二次試験の結果はどうだったのでしょうか。

永瀬:教科ごとの点数は分かりませんが、合計がだいたい280点/750点 でした。受験を舐めていた結果です(笑)

浪人は友達がいらない!?

北川:そこから浪人されたとのことですが、予備校などには通われたのでしょうか。

永瀬:はい、立川の河合塾に通っていました。

駿台と河合で迷ったのですが、二つの予備校を比較したときに英数国に関しては、使っているテキストや講師の質に関してそこまで大差ないように感じました。

しかし、世界史のテキストにおいては河合の方が充実しているように感じたので、河合塾を選びました。

北川:なるほど。河合の新宿校を選ぶ人も多いかと思いますが、なぜ立川校にしたのでしょうか。

永瀬:大きく二つの理由があります。

1つ目の理由として、一橋に近いということが挙げられます。立川から国立までは中央線で一駅ですから、地理的に近く、大学を常に意識しながら勉強することができるのではないかと考えました。

2つ目の理由としては、同じ高校の知り合いが少ないことが挙げられます。

実際に、立川校の一橋クラスには同じ高校の出身者が、男子は僕を含め3人しかいませんでした。

その3人とも時々話をする程度で、必要以上に話さないようにしていました。

予備校で新しく友達を作るということもありませんでした。

実際に、それが功を奏したと思います。

浪人時代の予備校で友達を作るべきか悩む人も多いと思いますが、個人的には極端に孤独でなければ、それ以上の関係性は必要ないのかなと思います。

北川:確かに、浪人時代の周囲の人との関わり方は難しいですよね。

それでは5-7月頃までの、本格的な夏に入る前の勉強内容を教えてください。

永瀬:ほとんど基礎の復習をしていましたね。現役時は基礎をほとんどやらずに演習をしていたので、その部分の穴埋めをしている感じでした。

7月末の成績で共通テスト模試が72%でしたね。

浪人時の勉強時間は8−10時間

北川:次に、夏休みの勉強時間・勉強内容について教えてください。

永瀬:勉強時間に関しては、1日8-10時間程度でした。

この数字は、一般的な浪人生の勉強時間に比べて、少し少なめに感じるかもしれません。

自分が集中できる限界の時間を試行錯誤した結果これぐらいの時間に落ち着きました。

勉強した内容としては、ほとんど河合のテキストしかやっていませんでした。

英語の肝は長文読解 

北川:勉強の中で重点的に取り組んだ教科はありますか?

永瀬:基本的には英語数学に重点的に取り組んでいました。

河合塾の場合、4月に受ける試験でコースが確定し、そこで1年間取り組むテキストが指定されます。

英語では、英文解釈に特に重点を置いて勉強していました。河合塾の授業がわかりやすいということもありますが、OB/OGからも英文解釈に重点を置いた方がいいというアドバイスを受け、英文解釈に注力していましたね。逆に言えば、英単語や英文法にはそこまで時間を割いていませんでした。

北川:確かに、一橋の英語の試験では難しい英単語が出てくることや、細かい英文法の知識が問われることは稀ですよね。英語の長文は2問毎年出されていますから、英文解釈に重点を置くのは効果的かもしれませんね。

永瀬:次に数学ですが、数学は基礎のテキストが3つ指定されていたので、それを1日1時間ずつ、3時間取り組みました。

世界史に関しては、河合塾の講師の方から、山川の教科書を読みこめと言われていたので、ひたすら山川の教科書を読んでいましたね。それと並行して、山川の一問一答に取り組んでいました。

北川:山川の教科書、一問一答は私もとてもお世話になった記憶があります。

特に山川の教科書は一橋の世界史の記述問題を解答する上で、強力な助けとなってくれますよね。

私も、本番で中国の現代史を問われた際に、山川の該当箇所の見開き1ページ分の記述をそのまました記憶があります。

便覧などで、全体像を把握することも効果的ですが、山川の教科書と一問一答はこれ以上ない助けとなってくれますよね。

永瀬:予備校時代は、自分で勉強する時間とは別に講習の時間があり、それらを消化していると1日が終わっている感じでしたね。

河合塾が開く朝の9時から、校舎が閉まる夜の9時まで塾にいて、そこから昼ごはんの時間とか休憩の時間とか諸々の時間を引くと8-10時間程度だったと思いますね。

SNS・ゲームには手をつけず

北川:自宅で勉強するということはなかったのでしょうか。

永瀬:英単語帳を少し開く程度のことはしていましたが、そこまで真剣に勉強していませんでした。

基本的に、家では集中できないと感じていたので、勉強はしていませんでした。

ただし、夜中までゲームをしたり、SNSをしたりということはありませんでしたね。

現役時から、LINEで時々知り合いと連絡を取ることはありましたが、ゲームやSNSの類はやっていませんでした。

北川:1週間のうち、全く勉強しなかったり、勉強時間を減らすなどの休養日を作る人も多いかと思いますが、そのような時間は作られていたのでしょうか。

永瀬:私の場合はいわゆる「チートデイ」的な日は作っていませんでした。

前述の通り、家ではのんびり過ごしていたということもありますが、何より日々の勉強のリズムが崩れるのが嫌だったからです。

一度休んでしまうとそこからエンジンをかけ直すのに時間がかかるタイプなので、何より勉強のリズムを崩さないことを意識していましたね。

北川:夏休みの取り組みの結果はどうだったのでしょうか。

永瀬:8月の終わりの全統の記述模試で4科目の偏差値が61でした。

科目ごとの偏差値で見ると

英語74

国語53

世界史61

数学56 でした。

夏以降の模試でも、そこまで判定は良くなかったですね。

ただし、着実に力をつけることができていたので、そこまで心配になるということもありませんでした。

「現役生は最後まで伸びる」と言われますが、その伸び方を浪人時に経験しました。

浪人時の共通テストは、凄く難化したのですが、その中でも数学で7割の得点を取ることができたのは、個人的には成長を感じました。

2次試験の本番でも3完近く得点できたのではないかと思います。

共通テストに関しては他の教科が微妙だったので、結局全体で78%でした。

2次試験の他の教科についてですが、英語は7割くらいは取れたと思います。これは予想通りでした。国語と世界史は、感触としては過去最高の出来だったと思います。実際どのくらい得点できたのかは分かりませんが(笑)  世界史で奇問が出なかったのが幸いでしたね。

北川:本日は、永瀬さんの受験生時代の勉強に関してお話いただきありがとうございました。

受験生の皆さんにはぜひ参考にしていただきたいですね。


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北川諒

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