今回ご紹介する一橋生は、法学部1年生(取材時点)の白井知優(しらいともひろ)さんです。DJが大好き、帰国子女ではないものの推薦入試で入学、など少し独特なバックグラウンドを持つ白井さん。物腰柔らかで落ち着いた話し方が印象的でした。

目次
1. 自分の好きなものを極めた少年時代
2. 独自のスタイルで乗り切った大学受験
3. 法学部に入学した今と、これからの目標について


1. 自分の好きなものを極めた少年時代

幼少期から落ち着いた性格だったという白井さん。周りの男子生徒の多くはスポーツなどに

熱中する中、白井さんはよく3-4人の友人と絵を描いたりして過ごしていたそうです。

「小さいころからあまり目立つ方ではありませんでした。今思い返してみると、小学生の時に絵を描いていたことも、中高でDJをはじめたことも、どれもあまりメジャーな趣味ではないんですよね。こじんまりと楽しめる趣味が自分の性格に合っているのかもしれません。」

その後小学校4年生のころから塾に通い始め、中学受験をしました。

「小学校は地元の公立学校に通っていたんですが、もっと学問系の落ち着いた人達が多い学校に行ってみたいなあという思いがあったんです。それを親に言ってみたら中学受験を勧められて、塾に通い始めました。」

中高一貫校に入学後、中学2年生の時にインターネットを通じてDJを知りました。音楽自体は元々好きだったという白井さんですが、DJの派手さやエンターテインメント性に魅了されたそうです。

「EDMという派手なジャンルに特に惹かれました。EDMはフェスティバルの映像がとにかく派手で、レーザーやLED、DJ機材もピカピカなんです。音楽と光に合わせてこういった機材を使いこなしているのがかっこいい!と思いました。こんなジャンルがあるんだという新鮮味もあったし、その異色さに惹かれた部分もあったと思います。」

DJにハマってからしばらくはリスナーとして楽しんでいたという白井さん。

そこに転機が訪れたのは、高校1年生の時に語学研修でフロリダに行った時でした。

「フロリダでは、日本にいる時よりも街中でクラブミュージックを聴くことが多く、街中で普通にDJがかけるようなクラブミュージックが流れているんです。今まではネットやCDを通じて聞いたことしかなかったものが、リアルな場面で日常的に流れている状況は自分にとっては衝撃的でした。しかも、その場所のノリにクラブミュージックがすごく合っていたんです。ちょうどDJの知識もある程度溜まっていた頃だったこともあり、DJ愛が一気に加速するきっかけになりました。」

そして帰国後は、DJミックスを聞くだけでなく、パソコンを使って自分でもかけるようになったそうです。

「休日だと5時間ぶっ続けでかけたりしていました。パソコン機材だとアナログDJ(音源がレコードのDJ)より手軽にできるんです。 小さい頃から、絵を描くことのように1人でも楽しめるような趣味が多かったので、そのような点でも自分の性格に合っていたように思います。」

さらに、フロリダ研修は白井さんの英語学習にも大きな影響を与えたとのこと。

「フロリダで過ごす中で、自分の英語が伝わる時と伝わらない時があって、それを実体験できたことで英語のモチベーションが上がりました。そこで英検をとろうと決めて勉強し始めました。」

白井さんは英語学習を『遊びながら』やる感覚だったようです。

「例えば、好きなプロデューサーが音楽を紹介するYouTubeの動画をコメント欄まで見たりしていました。英語で検索をかけたら、英語の動画がヒットします。自分のように、好きなものの情報が英語圏に多くある場合は、おすすめのやり方です。」

2. 独自のスタイルで乗り気った大学受験

そんな風にDJを楽しんでいた白井さんですが、大学受験の勉強を始めてからはさすがの白井さんでもクラブミュージックの気分ではなくなってしまい、一旦DJから距離を置いたそう。

「受験期に入ってからは、派手なダンスミュージックではなく、インディーズの暗めの音楽をよく聞くように笑 機材を使って自分でかけるのも我慢しました。」

中学生の頃から法曹に憧れていた白井さんは、法学部を志望しました。しかし英語を得意科目として臨むも、現役時には悔しい思いをする結果に。

「現役の時は受験計画をあまり立てず、”受かるだろう”と慢心していたところがありました。結果が分かった時は焦りましたが、元々一橋に落ちたら浪人しようと決めていたので、すぐに来年の対策を考え始めました。その際に推薦入試を調べたら、英検1級で出願要件が満たせることが分かったんです。次は推薦で受けようとすぐに決めて、切り替えました。」

ここまでDJ、英語学習、推薦入試とお話を伺っていて、白井さんは情報検索能力が高い方だという印象を筆者は受けました。周りに迎合したり流されるようなことがなく、自分の世界を自分で見つけていき、それを自分の中で育てて継続することがとても上手な方だと感じました。

そして9月に英検1級を受験して合格し、翌年の2月には法学部の推薦入試にも見事合格しました。合格発表直後には、仕舞っていたDJの機材を引っ張り出して再開したそうです笑

3. 法学部に入学した今と、これからの目標について

一橋法学部に入学後は、PACEのクラスメイトとDJを楽しんでいるそうです。

※PACE:1年生必修の英語の授業。1クラス16人ほどで、週2コマ授業がある。

「DJができるサークルがあれば入りたかったんですが、生憎一橋にはなかったんです。だからサークルには入っていないんですが、PACEのアイスブレイクでDJのことを発表したら、興味を持ってくれたクラスメイトが数人いたので、彼らとこれから定期的に一緒にできたらと思っています。PACEをめんどくさいと言っている人もいますが、僕はあの授業大好きです笑」

学業面では、2年次から法曹コースに入ることを視野に入れて履修中の白井さん。

「中学生の頃から法曹を目指していて、元々は弁護士に憧れていました。今は裁判官を目指しています。前期は大学の授業がどれだけ大変か分からなかったので、授業一本で取り組んできましたが、最近予備校にも通い始めました。」

最後に白井さんが大切にしている価値観をお聞きしたところ、素敵な言葉を教えて下さいました。

「『この道より我を生かす道なし この道を歩く』(武者小路実篤)という言葉が気に入っています。祖父から譲り受けた木版に書かれていて、自分の机の前の壁に飾っています。」

DJという趣味においても、学習方法においても、武者小路実篤の言葉のように自分の道を自分で切り開いてここまで歩んでこられた白井さん。これからの白井さんの活躍もとても楽しみです。一橋名鑑編集部一同、心より応援しています!

なお、白井さんはDJに興味のある一橋生の同士を募集中とのことです!

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