今回お話を伺ったのは、商学部3年生のJodee Chiaさん(以下ジョディさん)。

日本とは大きく異なる地理、文化、歴史を持つ国であるマレーシアからの留学生です。

取材では、国際経験の豊富なジョディさんが日本への大学進学を決めた経緯とそういう視点を持つからこそ見える世界と日本の文化の違いに迫りました。

今回は前編、中編、後編に分けてお届けしています。 この記事では中編、留学前後でジョディさんが持った日本への印象の変化について伺っていこうと 思います。

目次

1.マレーシアで抱いていた日本のイメージ

2.留学してみて実感した日本の良さ

3.直接と間接、個と集団


1.マレーシアで抱いていた日本のイメージ

もともと日本に来る以前にジョディさんが日本に持っていたイメージは、「綺麗」、「礼儀正 しい」、「効率的」といったことでした。

効率的という言葉は、日本人が持つ日本人のイメー ジでは聞きなじみのない言葉かもしれません。しかし、海外のインターネットでは日本人が いかに速く物事を進めるのかという動画が多くあり、そういった動画を見て効率的という 印象を得たそうです。

2.留学してみて実感した日本の良さ

 ―日本に来て、日本を中から見ることで変化した印象や驚いたことはありましたか。

「四季がすごく好きで、1年を通して次々と期待できる行事があることが気に入りました。 季節の風物詩を楽しむことができるし旅行もいっぱいしました。」

マレーシアは赤道付近の国で1年中夏ですので、季節の移り変わりが楽しめることを日本に来て実感したそうです。ちなみに一番好きな風物詩は花見と紅葉狩りとのことでした。

また日本の治安の良さについても驚かれたそうです。

「治安が良いので、忘れ物をしてしまっても誰も持っていかない。人間として信頼関係ができているんだなと感じた」

3.直接と間接、個と集団

それから逆に、日本に来て、思っていたものとは違って苦労したことを聞きました。

ジョディさんが最も苦労したことは、言葉の伝え方と集団意識の違いでした。 マレーシアでは、言葉はストレートに伝えるもので Yes と No をはっきり伝えます。しかし、日本では遠回しに言葉を表現します。いわゆる「空気や行間を読む」という日本独特の言い回しのことです。ジョディさんは日本に来た当初、この文化に慣れることに苦労し、字面だけでは真意を読み取れないことが多くあったそうです。

「『行けたら行くわ』は来ると思うし、私がストレートに話し過ぎて相手を傷つけていないか不安だった。」

と、コミュニケーションでの難しさを話してくださいました。

また集団意識の強さも日本に来て感じた印象でした。

人と違うことをするよりもみんなで同じことをするほうが好まれる傾向がマレーシアと比べて強く、集団で行動することに対する意識の差異がありました。時には、集団が個に勝っていることで個人個人の個性が埋もれているように感じたそうです。

以上のように、実際に日本に来たことで自然や人のイメージにも多くの変化がありました。


次回は後編です。日本とマレーシアや外国での文化の違いについて伺い、大学制度や就職活動、言語環境の違いなど興味深い話をしていただきました。

 

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