『 一橋新聞』カテゴリの記事一覧

阿部仁准教授に聞く 教員の立場から見たPACE

本学の全学部生が、必ず最初の1年間受講することになる科目「PACE」。英語のコミュニケーション・スキル向上に資する科目であるが、教員の立場からはどう見えているのだろうか。PACE教育の歴史や評価について、担当である国際教育交流センターの阿部仁(あべ・じん)准教授が本紙の取材に応じてくれた。  PACEは今年度、全学部必修となってから6年目を迎えたが、教員側からの評価はどうだろう。阿部准教授は、全学部での必修化以来、派遣留学者数やTOEFLの平均点の上昇といった成果があると述べ、PACE教育を高く評価している…

教職課程の≪いま≫履修者減少、規模縮小 それでも教職を目指す

教員免許は、大学生が取得する資格の定番である。しかし、SNSなどで教師の過酷な労働環境が明らかになるにつれ、教員志望者は年々減少傾向にある。本学においても、教職課程履修者の減少に伴って一部教職課程が廃止された。本紙は、教職課程に関する説明の後、このような状況下においてもなお教職課程を履修している3名の学部生に話を聞いた。  はじめに、ほとんどの学生にはなじみがないであろう教職課程の所要資格について解説したい。現在本学の有する免許課程は、経済学部の中学校一種・数学、高等学校一種・数学、社会学部の中学校一種・社…