『 一橋新聞』カテゴリの記事一覧

教員宿舎廃止問題 教職員組合「宿舎は大学全体の財産」

本年2月、教員宿舎の取り壊し、及び教員宿舎規則の廃止が事実上決定され、波紋を呼んでいる。この決定は、教員宿舎制度そのものの廃止と同義であり、強引な意思決定プロセスを問題視した本学教職員組合や居住者らによる反対運動が行われてきた。本紙では、教員宿舎廃止問題の経緯と今後の課題について、本学教職員組合に取材した。  本学は現在、小平に1棟(全20戸)、国立に3棟(全66戸)の教員宿舎を構えており、取り壊し決定前の段階で小平宿舎には約10世帯、国立宿舎には約40世帯が居住していた。宿舎はいずれも建築から50年近くが…

【スナックの世界に魅せられて】令和3年卒業 坂根千里さん

スナック、と聞いてどんなイメージを持たれるだろう。夜の社交場。ネオン看板。酒と喧騒。どことなく敷居の高い、大人の空間を想像するのではなかろうか。 そんなスナックの世界に飛び込んだ卒業生がいる。今春本学を巣立った、坂根千里さん(令3社)だ。在学時から、学生団体を立ち上げてゲストハウスを経営し、1年間休学してカンボジアでホテル経営のインターンに参加するなど積極的に活動してきた。そんな彼女はこの春から、アルバイト先のスナックを引き継ぎ、「スナック水中」をオープンする。学生時代や今後の展望について、本人からお話を伺…

その一冊が学びを支え、社会を変える (株)旺文社・石島大輔さん(平10社)

「英単語ターゲット1900」や「数学Ⅱ・B標準問題精講」に「螢雪時代」。一橋生なら誰もが一度は手にしたことがある、おなじみのラインナップだろう。「あの一冊」のおかげで大学受験を乗り越えられたという人も少なくないはずだ。そんな人生のターニングポイントで私たちを支えてくれる、教育出版業界で活躍する本学OBがいる。学習参考書や教育アプリ、受験情報サイトなどを手がける株式会社旺文社で、昨年から取締役執行役員に就任した石島大輔さん(平10社)。学生時代の思い出や仕事のやりがい、学生へのメッセージを伺った。 旺…