これさえ知っておけば大丈夫!履修制度について知っておくべき5つのこと
履修登録が迫る中で、履修の複雑なルールに混乱している人もいるのではないでしょうか?
この記事ではそんな新入生の皆さんが履修制度について知っておくべき5つのことについてまとめて解説します。
目次:
1. 履修制度の基本について
2. CAP制度の説明
3. 上書き再履修について
4. 履修撤回制度について
5. WEB抽選について
- 履修制度の基本について
<履修単位の種類>
一橋大学における履修単位には、大きく分けて抽選科目と抽選対象外科目の2種類があります。それぞれ、応募期間や登録時期が異なります。
また、学部学科・コースによって個別に種類分けされている場合もあります。
それぞれ順番に解説していきます。
①抽選科目
抽選科目とは、web抽選期間に応募し、抽選結果次第で履修できるかが決まる科目のことです。web抽選科目は、履修登録期間中に履修撤回することはできません。
履修撤回をする場合は、履修撤回期間のみ可能となります。Web抽選の仕組みや申し込み方法については記事の後半で説明します!
②抽選対象外科目
抽選対象外科目とは、①自動登録される科目(必修科目など)、②履修登録期間に登録する科目、の2つに分かれています。これらの科目は、履修登録期間内であれば取り消し・変更が可能となっています。
- CAP制の説明
CAP(キャップ)制とは、1年間に履修できる単位数に上限を設定する制度を指し、現在一橋大学では、1年間に44単位までの履修が可能になっています。
なお、成績優秀者や法学部の法曹コースなど、一部では1年間に48単位まで履修できる特例措置が実施されています。
<注意>
CAP制に含まれる単位は、履修登録単位数のことを指しており、合格した単位・不合格だった単位すべて合わせて44単位までしか履修できません。
例えば、春学期、夏学期に2単位落としてしまった場合、秋学期以降に合計44単位を超えて申請することはできません。不合格だった科目分の単位数もCAP制に含まれてしまう点に注意が必要です。
基本的にはCAP制の枠をこえることはできないため、単位を落としすぎてしまうともう1年大学にいないと卒業単位を取り切れない場合もあります…。
また、集中講義期間に授業がある科目など、科目によっては、CAP制に含まれない場合もあるので、自分の履修したい科目がCAP制に含まれるのか、合計単位数が44を超えていないか確認しながら履修を組むことをおすすめします!
- 上書き再履修について
過去に履修したことのある科目をもう一度履修し、成績評価を上書きすることができる制度です。
上書き再履修についても先ほど説明したCAP制の枠に含まれます。
上書き再履修をする際の注意点は「成績評価は無条件に上書きされる」という点です。
例えば、1度目の履修の際にはAだったのに上書き再履修の際はBだったという場合でも、最終的なその科目の評価は上書きされてしまうのでB、ということが起きてしまいます。
また、再履集の際に単位を落としてしまうと、もともと単位を修得していてもその単位の修得が取り消されてしまいます。
すべての科目が上書き再履修できるわけではないので、ひとつひとつ考えて取ることをお勧めします!
- 履修撤回制度について
履修撤回制度とは、授業開始から少しの期間の間に、いったん履修登録をした授業の履修をやめることができる(=撤回する)制度です。
CAP制に含まれる科目の登録を撤回した場合は、撤回した分の単位数は上限単位数には含まれなくなります。
思っていた授業ではなかった場合などはこの制度を利用してもいいかもしれません。
- Web抽選について
Web抽選とは、「履修単位の種類」で説明したうちの抽選科目の登録方法となります。
履修者の上限が決まっている科目に関して、抽選を行い、当選者のみが当該科目を履修することができます。進学・卒業要件に含まれる科目も対象となっているので、自分の学部や単位取得状況と併せて確認が必須となります。
<web抽選のしくみ>
Web抽選は学期ごとに2回(夏学期・夏季集中講義などは3回)行われます。
ただし、第1回のWeb抽選の時点で履修者の上限に達した場合は、それ以降は実施されません。基本的に第1回のWeb抽選申し込み時に申し込む必要があります。
また、商学部・経営学部の英語科目や法学部・社会学部の外国語科目など、第5希望まで申し込みができる科目もあります。進学・卒業要件となる科目については、できるだけ第5希望まで申し込むと良いでしょう。
以上が履修登録の際に知っておくべき5つのことでした。
いかがだったでしょうか?
皆さんの履修制度に対する理解がこの記事を読んで少しでも深まったことを願っています!