新一橋生の皆さん。ゼミ、不安ではないですか?

 一橋大学は商経法社、どの学部の垣根も低く、大学生活の仕方に大した違いは出ません。しかし、そんな一橋で唯一学部によって違いが生まれるのが、「導入・前期ゼミナール」の有無です。特に商学部はゼミに力をいれており、1〜4年の全学年、全学期で履修が義務付けられています。

 このページでは、そんなゼミナールの概要をお伝えいたします!ぜひ最後までご覧いただき、ゼミに対する不安を払拭しちゃいましょう!

目次
①ゼミとは何か?
②履修方法
③ゼミって何をするの?
④ゼミを落単すると…

ゼミとは何か

 そもそもゼミナールとは、教授一人に対して12〜30人程度(導入ゼミは16人)の生徒が集まって、本を読んだりディスカッションをしたり、発表をしたり何かを作ったりする授業のことです。このゼミを、各学部、各学年次のように履修しなくてはなりません。

<商学部>

<社会学部>

<経済学部、法学部、ソーシャル・データサイエンス学部>

 ゼミは大きく次の3つに分けられます。

・簡単な内容の日本語の本を読む「導入ゼミ」(1年商学部通年と1年社会学部春、秋学期のみ)

・少し専門的な英語の本を読む「前期ゼミ」(2年商学部通年のみ)

・卒論を書く準備をする「後期ゼミ」(3,4年全学部通年)

その中でも、導入ゼミ・前期ゼミについては、春夏学期に受けるものと秋冬学期に受けるものにそれぞれ、Ⅰ、Ⅱと番号が振られています。わかりやすいですね。

また、「後期ゼミ」には、

・3,4年生の期間に卒論を書いたり見てもらったりする「主ゼミ」

・希望者が追加で履修できる「副ゼミ」

が存在します。自分の興味関心に合わせて履修しましょう。

 ここで、注意点があります。商学部生は、「共通ゼミナール」を主ゼミにすることができません。裏を返せば、商学部以外の生徒は所属学部のほかに、共通ゼミナールを主ゼミにすることも可能です。選択肢の一つとして考えておいてください。

履修方法

 それでは、履修決定方法について見ていきましょう。

 まず、「導入ゼミⅠ」です。ここでは何もしなくて平気です。大学側がCELSで自動的に皆さんをゼミに割り当てます。割り当てられたら、そのゼミのシラバスを見て、教科書は何を使うのか、何を学ぶのかを確認しておきましょう。

 続いて、「導入ゼミⅡ」以降のゼミですが、これらは全て自分で決めていただきます。CELS内で、「履修」の中の「ゼミナール応募」のページに行き、参加したいゼミナールに応募します。その際、そのゼミに入る志望動機の入力を500字以内で求められます。自分の興味関心や経験などを踏まえて、素直な動機を伝えましょう。また、ゼミによっては、面接が行われたり、応募自体に課題が課されたりと、特殊な選考方法が存在することもあります。特に、後期ゼミの選考では提出物の期限がゼミごとに異なる場合があるため、志望するゼミの連絡事項には必ず目を通しておきましょう。

注)社会学部の「導入ゼミⅡ」は、Ⅰと同様に自動で履修登録されるため、応募の必要はありません。

何をするの?

 ゼミナールでは、各学部に応じた専門的な内容を学んでいきます。どのように学ぶかは先生によって異なりますが、教科書を全員が読んできて、その要約を提出したり、内容を踏まえたスライドを作ったり、その内容について議論したりするのが主な方法です。ゼミは、毎週必ず顔を合わせ、同じ内容を学び、授業の内外で会話をする機会が多い授業であるため、比較的仲が良くなりやすく、ゼミの後で皆でご飯に行くことも少なくありません。貴重な友人作りの場としても機能するでしょう。

落単するとどうなるの?

 ゼミナールは基本的に、出席と提出物の提出を怠らなければ、高い評価の成績がつけられます。しかし、欠席や提出忘れが重なった場合はその限りではなく、最悪の場合、単位を落としてしまうこともあります。その場合、該当の段階のゼミナールを再度履修しなくてはなりません。ここでは、再履修の方法と、それをさらに落とした場合について紹介します。

 商学部の「導入ゼミⅠ」、社会学部の「導入ゼミⅠ・Ⅱ」を落とした場合、2年次に再度自動的に履修がなされます。その後、再び落としてしまった場合は3年生になれません。留年は避けたいところですね。

 商学部の「導入ゼミⅡ」を落としてしまった場合、2年次の秋冬学期に再度ゼミに応募し、合格したところに参加してください。その後、再び落としてしまった場合、3年生になれません。全力で回避したいですね。

 商学部の「前期ゼミⅠ」または「前期ゼミⅡ」を落としてしまった場合は、3年生になることができません。もう一度2年生になり、選考への応募、出席を行ってください。

以上が、ゼミナールの概要、履修方法、内容、落単時の対応です。ゼミはどの学部でも必修の授業になるため、選考の期限や内容に注意しつつ、楽しいゼミライフを送ってください!

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