英語科目・PACE 履修の仕組み解説
新一橋大生の皆さん!こんにちは!大学生活に期待と不安を感じながら、履修を組み始めているところでしょうか。大学の授業は、小中高とは大きく変わり、自分で時間割を組んで授業を「取る」ことが必要となります。その際、1年生の皆さんの悩みの種の一つになるだろうものが、そう。英語科目です。オリエンテーションやシラバスで、第二外国語を取らなくちゃいけないだとか、PACEを履修しなきゃいけないだとか、留学行かなきゃいけないだとか。色々噂が流れていることでしょう。
この記事では、そんな英語関連の科目について、PACEについてお話した後、学部ごとに解説したいと思います。ぜひ最後までご覧になって、英語関連の科目の悩みを払拭してください!
目次
1. 英語関連の科目の種類
2. PACEとは
3. 外国語科目(英語)の区分と違い
4. 進学・卒業に必要な単位数
1. 英語関連の科目の種類
一橋大学では、英語関連の科目が大きく分けて2種類存在します。
ひとつが、「英語コミュニケーションスキル科目」いわゆる「PACE」
もうひとつが、「外国語科目」です。
前者の「PACE」とは異なり、後者の「外国語科目」は学生が履修登録をする必要があります。そして、それらの授業はなんでもとれるわけではありません。
皆さんがそれぞれ割り当てられた推奨レベル(発展 Plus、発展、標準、基礎強化)の授業のみ取ることができます。自分が取ろうとしている授業が、自分のレベルと同じものか今一度確認しておきましょう。
2. PACEとは
まず、PACEについてお話ししましょう。PACEは、全学部1年次に履修が義務付けられている授業で、春夏学期に受けるものを「PACEⅠ」、秋冬学期に受けるものを「PACEⅡ」と言います。これらの授業は、学校側が自動的に履修登録してくれているため、CELSを見て、自分の受ける教室や時間を確認しておきましょう。
PACEは、一橋大生が1年次に最も苦労する科目と言っても過言ではないかもしれません。週に2回、きちんとした量の課題が課され、大体の生徒は多くの時間をかけることを余儀なくされます。しかし、同時に、週に2回、決まったメンバーと顔を合わせてコミュニケーションを取ることになるため、交友関係の構築に一役買っているという面もあります。内容としては、英語「を」学んできた学生が、英語「で」学ぶために必要なスキルを身に着ける授業が展開されます。大変ではありますが、力にはなるため、友達と力を合わせて乗り越えましょう。
また、「PACEⅡ」の履修には、第二回英語プレイスメントテストの受験が必要となります。受けないと2年次に再度「PACEⅡ」を履修しなくてはならなくなるため、必ず受験するようにしましょう。
3. 外国語科目
続いて、外国語科目についてです。外国語科目には、「英語Ⅰ・Ⅱ、英語」と「英語以外の外国語科目」が存在します。この記事では、前者について解説します。学部ごとに内訳や含められる科目は異なりますが、各学部一定数以上の外国語科目の単位が、進級・卒業に必要となるので、忘れずに履修するようにしましょう。
ここで、外国語科目に属する授業の簡単な解説と注意点をお話します。
まず、「英語Ⅰ・Ⅱ、英語」には、以下の授業があります。
まず、「英語Ⅰ・Ⅱ」には、リーディング、ディスカッション、リスニング、ライティング、資格試験の5種類の授業が存在します。これらは、授業名の通り、英語を読む授業、聞く授業、書く授業、英語で議論する授業、TOEIC等の資格試験を勉強する授業になります。もちろん、ただ読んだり聞いたりするだけではなく、各授業で他の技能を総合的に用いながら展開されます。
この「英語Ⅰ・Ⅱ」の授業は、各履修登録期間に2単位ずつ登録が可能なのですが、ここで一点、注意が必要です。英語Iと英語Ⅱは別の授業として扱われます。
例えば、英語Ⅰでディスカッションを取り、英語Ⅱでもディスカッションを取った場合、それらは別の授業として扱われるため、再履修判定は受けず、問題なく履修が可能ということです。
続いて、「英語」ですが、ここには、「Introdution to Global Issues」(通称グロイシュ)と「資格試験・コミュニカティヴ」があります。「グロイシュ」は、各学期に週2回行われる、PACEのような授業、「資格試験・コミュニカティヴ」は、ネイティヴ教員による資格試験対策の少人数クラスで、現在は推奨レベル「発展」及び「標 準」があります。
そして、これらの科目は全て抽選科目となります。つまり、履修できるかどうかは運です。申し込んだものが全て履修できる人もいれば、一つも履修できない人もいます。そこは誰も恨まず、天命を待ちましょう。
4. 必要単位数
PACEの授業は自動的に履修登録がなされるため、1年次に言われるがまま授業を受けきることができれば、進級・卒業要件を満たすことができます。しかし、外国語科目はその限りではありません。各学部で必要な単位数が異なり、また、要件として含まれる授業も異なります。以下のまとめを参考に、自分の外国語科目の履修計画を立てておきましょう。
(経済学部)
(商学部、ソーシャル・データサイエンス学部)
(社会学部、法学部)
注)基本的に、どの学部も進学では「英語Ⅰ・Ⅱ、英語」と「英語以外の外国語科目」を合算した単位数が要件とされるが、社会学部と法学部の卒業要件では、前者と後者をそれぞれ8単位ずつ取る必要があります。
以上が、英語関連の科目に関する解説になります。忘れていて進学できなかった…ということがないよう、履修できるときに履修しておきましょう!!