今回取材を行ったのは一橋祭運営委員会委員長の3年生菅野元太(かんの・げんた)さんです!コロナ禍のオンライン併用型開催から、

心機一転、今年度からは完全実地での開催ということで取材してきました!

前編では、オンラインと対面との比較、おすすめの企画

後編では、「国立」への思いや一橋祭への「熱」

について、熱く語っていただきました!

以下この記事は前編となります。

(※「こちら!」と書いてあるところからは、外部サイトへ直接飛べるようになっております。)

コロナ前と後どっちが大変?

熊谷)よろしくお願いいたします。まずは、今年度の一橋祭は4年ぶりの実地開催ということで、コロナ禍と現在では、準備がかなり異なると思います。コロナ禍では、どのような準備をされていましたか?

菅野さん)例えば、 飲食企画が実施できない、感染症対策グッズが必要となったり、人と人の 距離を保たねばならなかったりなど、 コロナ前までは必要のなかったところに予算を割いたり気を使わなきゃいけなかったりしました。それと、僕たちが準備・運営する上でもご飯を食べられなかったりしましたので、すごくやりづらかったです。多くの部分でいろんな制限がかかってしまうので、その中でもできることを工夫しながら見出すことがすごく大変な部分でした。

熊谷)オンラインと実地どちらが大変でしょうか?

菅野さん)オンライン一橋祭の初年度は特に0からスタンダードを作っていく作業だったので、それはそれで実地とは性質の異なる難しさがあったと思います。ただ、準備の絶対的な量は間違いなく実地のほうが多いですね。

今年に関して言及するなら、昔の模擬店を知ってる人たちはみんな卒業してしまったので、ノウハウがないところからまた新たにそれを再構築していかなければなりませでした。対面開催のほうが大変ですけど、 その分楽しいのも間違いなく対面開催かなと思います。

オンライン時代を活かすYouTube戦略!

熊谷)やはり対面の方が大変ですよね、逆にオンラインで得たノウハウはありますか?

菅野さん)目玉講師のチケットの オンライン販売を始めたりとか、広報において SNSやYouTubeに力を入れるようになったことは、引き続き対面開催でも活かせる部分として継続しています。YouTubeも、これまでは2か月に1本出るかどうかだったのが、今年からはどんどん投稿頻度が上がるようになりましたし、できることを着実に少しずつ増やしているという感じです。

(一橋祭のYouTubeはこちら!)

豪華ゲスト!~TVアニメ『呪術廻戦』ED担当・OB前財務事務次官~

熊谷)コロナ禍と違って、新しい試みをやっていくと思うのですが、例年と比べてどういったことに力を入れていらっしゃいますか?

菅野さん) 例年まで取り込めなかったような新しい来場層を取り込むための企画を打つことです。例えば、TVアニメ『呪術廻戦』2期のエンディングの「燈」を歌われた、シンガーソングライターの崎山蒼志さんや、一橋OBで前財務事務次官の矢野康治さんなどといった名のある方をお呼びして、 一橋祭にそもそも興味のなかった人に足を運んでいただけるような企画をを、例年より多く打っております。

(崎山さんライブの詳細はこちら!

(矢野康治さんの企画の詳細はこちら!

一橋の「中」から「外」へ!

菅野さん)これまでは委員会の人数的な関係で、基本的に一橋生へ、一橋大学の「中」と向き合うことに終始してきました。ただ、今年はマンパワーが増えたこともあり、大学の「外」である来場者の目線をしっかりと意識しながら、案内や誘導の部分にも力を入れるような動きを新しく始めることができました。パンフレットは情報を載せることだけでなく案内物として作りましたし、案内所や看板の位置もゼロから見直しました。パンフレットを無料で、西正門前の案内所にわかりやすく置くつもりです。

模擬店の復活・「アカデミック」を売りに!

熊谷)今年は、どのような企画が充実しているのでしょうか?おすすめの企画はありますか?

菅野さん)模擬店が4年ぶりに復活したっていうのが一番大きいのかなとは思います。 コロナ前でも70個くらいだったのが、今年は4年ぶりということもあるのか、80弱くらいで、 コロナ前と変わらない、なんなら増えてるくらいの量の模擬店の参加をいただきました。それが最近ではなかった一番の盛り上がり要素になるかなという風に思います。

他にも、 講演会などのアカデミックな企画に力を入れております。おすすめ企画の1つ目は弊会が打っている三学部合同公開講義で、商学部、経済学部、法学部のそれぞれの教授の観点から宇宙というテーマで講義をしていただきます。2つ目は 長塚ゼミさんの「知財系国際公務員という選択肢」という企画です。 どちらも、受験生とか地域の方、学生にもぜひ見ていただきたいですね。 ただのお祭りじゃなくて、「大学」ならではの学園祭なんだよという企画や講演会も、充実しているものの1つです。

(模擬店の詳細についてはこちら!

(三学部合同公開講義についてはこちら!

(知財系国際公務員という選択肢についてはこちら!

熊谷)「アカデミックな場所」としての祭りをアピールできるというのは魅力の一つですね。

フィールドの弓道・プロレスは行くべし!

熊谷)ところで、先ほど模擬店企画について仰っていましたが、他の企画部門で、例年のおすすめ企画をお聞きしたいです! フィールド部門はどうですか?

菅野さん)フィールド企画だと、まずは、体育会弓道部の企画がおすすめです。毎年、 500人から1,000人くらいが体験されていくんですけど、弓道部が使ってる本物の弓で実際に射る体験を、部員の方に教えていただきながらできるっていう企画です。あと、プロレス研究会もおすすめです。地域のお年寄りの方とかも、今年もプロレスはやるのかって聞いてきてくださったりとか、国立の街全体として、一橋祭でのプロレスっていうのはすごい人気で定番化してるものになっております。

(体育会弓道部の企画についてはこちら!

(プロレス研究会の企画はこちら!

屋内の茶道・麻雀で一息。日向藍子さんも来ます!

熊谷)いいですね。屋内企画はどうですか?

菅野さん)一橋大学表千家茶道部さんです! 毎年、茶道の先生もいらっしゃってお茶会を行うという企画なのですが、寒い中快適に座って一息つく場所として、僕はとても好きな企画でした。後は、弊会の屋内企画で麻雀大会企画がございます。今年は有名なMリーガーの日向藍子さんをお招きして、麻雀大会だけでなく 麻雀講師による講演会をやっていますので、それもおすすめの1つですね。僕が麻雀大好きなんで、おすすめさせていただきます(笑)

※Mリーグ:麻雀プロによるチーム対抗のナショナルリーグ

(一橋大学表千家茶道部の企画はこちら!

(日向藍子さんによる講演会はこちら!

應援部の「重厚感」を感じろ!

熊谷)ステージ企画はどうですか?

菅野さん)ステージといえば、一橋大学体育会應援部のパフォーマンスです。楽器を吹きながらステージパフォーマンスをなされるんですけど、迫力がすごくて、めちゃくちゃ厳しい練習をなさっているのがわかります。学生生活全てを捧げる重みを感じるパフォーマンスを見ることができる、とても素敵な企画になっております。

学生っていうのは何かに一生懸命になってこそだと思うので、弊会の打っているステージ企画は、そういうふうに思ってもらえるきっかけや一橋大学を好きになってもらうきっかけを提示するための企画が多いかなという感じですね。

(一橋大学体育会應援部のステージ企画はこちら!

受験生も楽しめる多彩な企画

熊谷)受験生へのおすすめ企画を教えて下さい!

菅野さん)受験生応援企画っていうのを一橋祭運営委員会主催で打たせていただいております。

また、先ほど話した「三学部合同公開講義」以外にも、「バシトーク」という 受験の頃のお話を対談形式で話してもらう講演会の企画があります。またゼミ対抗プレゼンコンテストという企画もあります。大学生がゼミで実際どんな勉強をしているのか、大学での勉強を経て、こんなプレゼンができるようになるんだっていうところを見てほしいなと思います。あと、受験生応援冊子 の「秋本」というものを、 300円で販売しておりまして、合格体験談や試験当日にしていたこと、試験問題の分析などを、各学部や、関東生と地方生などに視点を分けて、有益な情報をたくさん載せています。

熊谷)ありがとうございます! 広い範囲でかなり充実していますね。

(バシトークの詳細はこちら!

(秋本販売の詳細はこちら!


後編はこちらから! ↓

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熊谷 唯志

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