今回取材を行ったのは一橋祭運営委員会委員長の3年生菅野元太(かんの・げんた)さん! コロナ禍のオンライン併用型開催から、心機一転、今年度からは実地開催ということで取材してきました!

前編では、オンラインと対面との比較、おすすめの企画

後編では、「国立」への思いや一橋祭への「熱」

について、熱く語っていただきました!


前編はこちら! ↓


以下、この記事は後編となります。

(※「こちら!」と書いてある箇所からは、外部サイトへ直接飛べるようになっております。)

「国立愛」 ~桁違いの協賛~

熊谷)ありがとうございます! 同時期にも他の大学で学園祭があると思うのですが、その中で、一橋祭にしかない魅力を教えていただきたいです!

菅野さん)うちの強みは、一橋が街に支えられてる大学だという部分をすごく表現した学園祭をしてることだと思います。例えば、パンフレットの後ろの協賛のところを見ると、地域のお店の数がどこの大学と比べても桁違いに多くて、それも国立という街に愛してもらえてるからなのかなという風に思いますね。地域のイベントに一橋祭運営委員会としてお手伝いで行ったり、役員として参加するっていう形を多く取ることで、「国立」というコミュニティの中での私たちの存在感が大きくなれば大きくなるほど、コロナ前のように住民の方々に足を運んでいただけるかなと思っています。

「大学の」ではなく、「国立の」団体として

熊谷)例えば、どのようなお手伝いをしているのですか?

菅野さん)4月にくにたちさくらフェスティバル、5月にLINKくにたち、6月に旭通りのジューンフェスティバル、 7月には大学通りでミニ縁日を開かせていただいたり、8月は駅前で盆踊り、9月は矢川の盆踊りと谷保天満宮のお祭りで大学通りと旭通りのお手伝い。11月頭には共同開催している天下市とくにたち秋の市民まつりのお手伝いに、警備部と設営部として参加しています。だから、割と地域のお祭りイベント、どこにでも顔出してるような感じです。

(一橋祭の地域連携活動についてはこちら!

地域のこどもも惹きつける「国立の」祭り

菅野さん)あとは、国立周辺地域の、小学生や幼稚園生にも来てもらえるよう、幼稚園回りとかも行っています。国分寺の奥の方の幼稚園まで回ることもあります。

熊谷)かなり回られているんですね。

菅野さん)そうですね。私が1年生の時に、子ども企画を担当していたのですが、そのときは幼稚園に塗り絵を配って、それを集めて旧国立駅舎に貼るっていうことをやらせていただいたんです。そのおかげもあってか、全来場者3万人中、2〜3千人くらいは、毎年、東キャンパスの子ども企画に来場されてます。

「ヒトツバレ!」とは?

熊谷)ありがとうございます! 続いて、今年のスローガンのヒトツバレ!についてお聞きしたいのですが、4年生のための晴れの日といった意味と関連してると思うのですが、そういったことを意識されて作られたのですか?

菅野さん)いや、そんなことはないです(笑) 1つは、これまで、コロナ禍が結構長いこと続いて、いろいろな意味で曇っていた中で、今回全部晴れて、 晴れ晴れとした気持ちで新しく一歩踏み出していこうよというようなニュアンスがあります。あと、ここ2年くらいは最終日に雨が降ってしまったので、今年は晴れてくれというような願いも込めてヒトツバレ!とさせていただきました。

熊谷)せっかくコロナ禍明けで模擬店も出るので、やっぱり晴れてほしいものですね。

菅野さん)さすがに晴れてほしいです(笑) やはり、笑顔あっての祭りだと思うので、そういうところを忘れないようにということで、このスローガンにさせていただきました。

(スローガンの詳細はこちら!

一橋史上最大の「熱」

菅野さん)学園祭は学生生活の中で、それぞれのサークルや部活、いろんな方が、最後に熱くなれる場所、一生懸命になれる場所として、大学ってのがあると思うんですよ。いろんな人がそれぞれ一生懸命やっているその熱量を一堂に会して披露する場所が、学園祭っていうカルチャーだと思っています。なので、 そのすごい熱を共有できるっていう環境っていうのは参加している側の一橋生だけのものだし、 内側でしか感じ取れない感覚だと思います。それに浸れるっていうところが、僕たちが学園祭をやってる意味だと思うし、多分それが楽しいんですよね。

熊谷)そういった中で、最後の4年生や、初めての1年生にはどのように楽しんでほしいですか?

菅野さん)今年の4年生は入学してからずっとコロナ禍だった方が多いので、その分溜まってるものであったり、最後にかける思いっていうのは人一倍大きいと思います。私たちとしては、その熱量であったりを感じてほしいなっていう思いです。

今年の1年生は最初からいろんなことが行われてる一橋祭を見られるわけなので、自分だったら来年こういうのやりたいな、こういうことできたらいいなっていうのを、色々思いながら、来年以降一橋祭に参加する側として、いろんなことができるんだなっていう風に感じてもらえるような見方をしていただけると、1年生には楽しんでもらえるかなっていう風に思います。

1年生はフィナーレへ!

熊谷)なかでも「絶対に行っておくべき」っていう企画ありますか?

菅野さん)最後のフィナーレは見てほしいです。なかでも、フィナーレではいろんな人の思いが表に出る瞬間を味わえるので、来年以降、参加する側に回って、楽しめるのではないかと思います。私としても、最後の最後にたくさんの人をステージの上から見たいなと思っているので、みなさんぜひフィナーレでお待ちしています。

(フィナーレについてはこちら!

最後に一言

熊谷)ありがとうございます! では、最後にこの記事を見てくれている方に向けて一言お願いします!

菅野さん)一橋祭は、レトロな建物の多い一橋の景観はそのままに普段の大学の雰囲気とお祭りの雰囲気とがうまく調和するような、大学のことをより知れる、そういう学園祭です。国立っていう場所に流れてる思いであったり文化っていうものを感じていただきながら、参加している一橋生が楽しんでる姿から少しでも若いエネルギーを感じていただいて、皆さんの力に少しでもなれればと思いますので、皆さんぜひ僕たちを覗きに来てください! よろしくお願いします!

熊谷)ぜひお越しください! お話ありがとうございました!


<あとがき>

今回インタビューをさせていただいて、委員長の菅野さんの話には、言葉の一つひとつに力があって、

何よりも、一橋祭への情熱がひしひしと伝わって来ました。

何かに対して、それぞれ努力してきた、一橋生の集大成としての場が準備されていて、

そのサポートに回ってくれるのは大変ありがたいですよね。

そこで、団体として参加する読者の方は、エネルギーを出し切って、

せっかくの一橋祭をより良いものにしましょう!

記事を読んだ、行く気になったそこのあなた!

この記事を友達に薦めて、一緒に回ってみてはいかがですか?

きっと、一橋にしかない「ハレ」を感じることができるでしょう!

最後に、菅野さんには、準備で忙しい中インタビューをお受けくださって大変感謝申し上げます。

今後とも、一橋名鑑は、KODAIRA祭・一橋祭のインタビューを行っていきます!

それでは、次の記事をお楽しみに!

この記事を書いた人を知る

熊谷 唯志

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