今回取材を行ったのは、メキシコへ留学された、商学部4年生の入山紗香さんです!
Vol.1では、入山さんがメキシコへ行かれた経緯、文化を中心に語っていただきました!Vol.2では、メキシコでの活動・就活・マインドの違いについて語っていただきました!
Vol.3では、留学する上で必要なことについて語っていただきます!
Vol.1とVol.2はこちら! ↓
Vol.1
Vol.2
以下、Vol.3です!
まず、保険に入るようにしよう!
熊谷)ありがとうございます。これから、留学を考えている人に向けての質問が続くのですが、留学前の準備で、注意した方が良いことはどんなことだと思いますか?
入山さん)まずは、手続き的なことは気を付けた方が良かったなあと思っています。特に保険ですね。それこそ私、保険のこと一切考えていなくて、半年くらいたった時に「あれ、私無保険じゃない?」ってなりました(笑) 渡航しちゃうと、現地で入れる海外保険はないので、そういった意味で、プログラム使ってる子に何をしなきゃいけないのか聞いておくべきでした。
熊谷)結局、保険はどう準備したのですか?
入山さん)父親のつてを使って現地人向けの保険に入ることができて、一安心でした(笑)
留学先ではなく、日本を知ることが準備!?
熊谷)言語的な準備はどの程度必要だと思いますか?
入山さん)英語圏かそうでないかで違うと思うのですが、日本でできる程度の準備なんて、たいしたことないんですよね。なので、言語的な準備をするくらいだったら、日本のことを知った方がいいと思います。
熊谷)留学先の国ではないのですか?
入山さん)それが、現地の人としゃべっていて日本のことについて教えてよって言われるんですよ。それが、案外答えられないんですよ。一時期、日本語で日本のことを調べながら答えていたりしていました。何してんだろうと思いながら(笑)向こうの人はそれが信じられないんですよ。「本当に日本人なん?」みたいな感じで。
熊谷)確かに、客観的に日本を見つめることは生活していて、なかなかないですもんね。
入山さん)でももちろん、相手の文化を知っておくのも大切です。最低限でよいので。特にギャップが激しすぎる国だと、順応できなくなってしまいます。日本人の知り合いが1人同じ語学学校にいたんですけど、スペイン語で1〜10もわからないくらいの状態で来ていたので、苦しそうでしたね。知っておくことは、相手へのリスペクトをこめて、最低限でよいのでしておくべきです。
目的から逆算するとブレない国選び!
熊谷)ありがとうございます。国選びはどう決めるべきでしょうか?
入山さん)一番最初に、何をしたいのかっていう部分を考えるべきですね。言語を学びたい、文化を知りたい、友達を100人作りたい(笑)など、ざっくりとしていてよいので目標を決めるべきです。次に、その目標が一番達成されそうな国や大学を選びます。
熊谷)目的に沿った国選びができますね。留学中に後悔することもなさそうです。
入山さん)どの国に行くのがベストなのかは、自分の目的に照らし合わせてよく考えてほしいです。プログラムで行く場合、第一希望から第三希望まで書いて、適当に決めちゃいがちだと思うんですけど、目的がぶれちゃうと、結局何も得られないことになってしまいますよ。
熊谷)入山さんの場合は、それが、スペイン語と生まれた場所というところでしたね。
入山さん)そうですね、目標がちゃんとあったからこそ、多くのことを得られたのだと思います。 (※入山さんが学んだことはVol.2を参照)
大学生だからこそできる経験を掴み取ろう
熊谷)では、最後に、留学をおすすめする一言をお願いします。
入山さん)一言でいうと…。
熊谷)難しければ、一言じゃなくて大丈夫ですよ(笑)
入山さん)大学生が最後のチャンスだと思うんですよ、100%学びに軸を置いた留学ができるのは。どうしても、日本で普通に就職してしまったら、その会社に縛られちゃうと思うんですよね。同じ語学学校に、会社の研修のプログラムで来た人がいるんですが、話している中で、大学生は恵まれているなあと感じました。
何かを捨てて、キャリアアップを諦めて来た人がいる中で、自分がやりたいことやって、そこから何かを学べば、褒められる世界なんですよ。失うものが何もない状態でチャレンジできるのって、特権だと思います。時間的にも精神的にも余裕があるし、言語の吸収力も高いじゃないですか。きっと大学生がベストなタイミングなんだろうと思います。
いろんなことにチャレンジできるのに、何か違うなと感じても大学生をやめる必要はないじゃないですか。なので、別に留学じゃなくてもいいと思うんですけど、部活なり、サークルなり、学生団体なりでも、何かやりたいと思うことがあったらとりあえずチャレンジしてほしいなと思います。
熊谷)チャレンジ精神は留学以外においても大事ですね。ありがとうございました!
<あとがき>
最後まで、記事をお読みいただきありがとうございます。
やはり、メキシコと日本では、かなり違うところが多いですね。実際に体験されたエピソードはとても面白く、楽しくインタビューをさせていただくことができました。
筆者は、インタビューを受ける前、留学行ってみたいという気は全くなかったのですが、入山さんのお話を伺う中で、大学生が最後のチャンスかもしれないと思い、留学したいなという気持ちになりました(笑)
留学をする予定のない方も、堂々とチャレンジしてみたいことに手を伸ばして、学生生活を豊かなものにしていきましょう!
最後に、お忙しい中、インタビューをお受けくださり、大変感謝申し上げます。
今後とも、一橋名鑑は、留学生・留学した一橋生をターゲットに取材を行ってまいります。
それでは、次の記事をお楽しみに!